相続で困ったら、最初に相談する人~相続コンサルタントという仕事~

最初にお伝えしたいこと

私が最初にお伝えしたいことは、相続は単なる財産の引継ぎではなく、「親の想いを子や孫につなぎ、家族が幸せであり続けるための大切な営み」だということです。

財産自体も単なるお金や物ではなく、それらは両親が一生をかけて、懸命に働いて築いてきた汗と知恵と時間の結晶です。
財産を受け取る子供たちも、それらを感謝の気持ちを持って受け取れば、財産をめぐって争うこともないでしょう。

ところが現実には、両親が子供たちのために残した財産が原因で兄弟姉妹が争い、長年築いてきた家族関係が壊れてしまうことも少なくありません。
子供たちが幸せになって欲しいと願って財産を残したのに、争族になってしまっては親は何のために財産を残したのでしょう。争族は最大の親不孝です。

私は相続コンサルタントとして、多くのご相談を受けてきました。
その中で強く感じるのは、「もっと早く相談していただければ、円満に相続ができた案件がたくさんある」ということです。

相続や生前対策で悩んだとき、弁護士や司法書士、税理士などの士業にいきなり相談するのはハードルが高いのではないかと思います。
だからこそ、最初の窓口として、相続についての総合的な知識や経験のある相続コンサルタントという存在を知っていただきたいと思っています。

相続コンサルタントは何をする人?

相続の問題は税金だけではありません。

法律、不動産、家族関係、認知症、介護、感情など、多くの問題が複雑に絡み合っています。

そのため、税理士、弁護士、司法書士、行政書士、不動産業者、介護関係者、高齢者施設など、それぞれの専門家に相談しても、全体像が見えてこないことがあります。

相続コンサルタントは、まず相談者のお話を丁寧にお聞きし、現状を整理し、問題を明確化します。

そして、
・何が本当の課題なのか
・どのような対策が必要なのか
・どのような順番で進めればよいのか
を整理し、解決までの戦略やロードマップを描いていきます。

いわば相続の総合診療医であり、道先案内人のような存在です。

4年前書いたブログです。こちらも参考にしていただけたらと思います。
「相続コンサルタント」って何をする人? – 所沢相続サポートセンター

家族の想い・気持ちをつなぐ役割

相続の問題は、法律や税金だけで解決できるものではありません。

親には親の思いがあり、子供には子供の考えがあります。
また兄弟姉妹の間でも、立場や価値観、経済状況によって考え方は異なります。

遺言書も大切です。節税対策も大切です。
しかし、相続で揉める原因は、財産そのものよりも家族間の「気持ちの行き違い」であることが少なくありません。
一番大切なのは、家族が話し合ってお互いの思いを知ることです。

親はどのような思いを持っているのか。
子供たちはどのような気持ちを持って、何を心配しているのか。

そうした思いを共有することで、多くの争いは未然に防ぐことができます。

私は家族会議の支援などを通じて、それぞれの想いや不安を丁寧にお聴きし、お互いの想い・考え方を共有できるようにお手伝いをしています。

最適な専門家につなぎ、専門家間を調整するコーディネーター

相続対策や相続手続きでは、多くの専門家が関わります。

税理士、弁護士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、不動産業者、保険会社、遺品整理業者など、それぞれが高い専門性を持っています。
また同じ専門家でも、相続に強い専門家と強くない専門家がいらっしゃいます。

そして、専門家にはそれぞれの専門分野があるため、全体を俯瞰して見る人がいないと、部分最適になり全体最適にならないことがあります。

例えば節税には成功しても家族関係が悪化したり、不動産の活用方法はよくても遺産分割で問題が生じたりすることがあります。

私はクライアントと専門家の間に立ち、最適な専門家を選び、各専門家と情報を共有し、全体最適を考えながら方向性を調整し、プロジェクト全体をマネジメントしていきます。

建築で言えば、現場監督のような役割です。
専門家が力を発揮しやすい環境を整えながら、相談者が安心して前に進めるよう支援しています。

相続コンサルタントとしての私の役割

相続コンサルタントとしての私の役割をまとめてみると、

①「コンサルタント」~現状の整理と把握。問題の明確化。問題解決のための戦略と道筋を考える。
②「ファシリテーター」~家族の気持ち・考えを揃え、家族の合意形成をサポートする。
③「コーディネーター」~クライアントと専門家を繋ぎ、両者間を調整。各専門家と連携し全体最適を目指す。
④「プロジェクトマネージャー」~全体を管理し、問題解決までクライアントに寄り添って実行支援する。

の4つの大きな役割があると考えています。

家族の幸せを守る道先案内人として

相続コンサルタントの仕事は、単にアドバイスすることでも、専門家を紹介することでも、書類を作ることでも、税金を計算することでもありません。
勿論それらも大切ですが、本質は「家族の幸せを守ること」だと思っています。

私はこれからも、相続で悩む方々の最初の相談窓口として、一人ひとりのお話に丁寧に耳を傾けながら、幸せな相続の実現に向けて支援していきたいと思います。

親が一生懸命に築いてきた財産が、家族を争わせる原因になるのではなく、家族の皆さんが幸せになることを願って。


お問い合わせ・ご相談先

TEL : 090-5580-1050
Mail : yoshino-y0529@nifty.com

お問い合わせ : 所沢相続サポートセンター – 相続の悩みを解決して、笑顔の相続を実現する相続コンサルタント (tokorozawa-souzoku.biz)

この記事を書いた人

吉野喜博

吉野喜博

1951年5月、広島県広島市生れ。現住所は埼玉県所沢市。
国立呉工業高等専門学校建築学科を卒業して、建築の企画・設計・監理業務に約30年従事する。
30年前位から不動産の仕事(ビル・マンション企画開発・販売、土地の仕入れ、仲介業務等)も併行して行う。
2008年から相続の勉強に本格的に取り組む。
2016年から所沢市にて、市民の方を対象に相続勉強会と相続相談会を開催している。
2022年4月に所沢相続サポートセンターを設立。
各所で、相続セミナーの講師および相続相談会の相談員を担当。

趣味:
所沢の米で日本酒を作る会の監事、日本酒を嗜むこと、カラオケ、韓国語の勉強、映画鑑賞。

保有資格:
NPO法人 相続アドバイザー協議会認定 上級アドバイザー、
一般社団法人 相続診断協会認定 上級相続診断士、 公認 不動産コンサルティングマスター、
相続対策専門士、 一級建築士、 宅地建物取引士、 ファイナンシャルプランナー