突然襲ってきた、あの激痛
先々週の木曜日、ギックリ腰になってしまいました。
朝、目を覚まして起き上がろうとしたところ、腰に激痛が走り、上体を起こすこともできません。
体を少しでも捻ると激痛が来るため、体を動かすこともままならない状態です。
これはヤバい!このまま寝たきりになってしまうのか!
うつ伏せになり腕を立て、なんとか上体を起こしましたが、今度は立ち上がることができない。
苦痛をこらえながら立ち上がると、今度はつらくて歩くことができないといった状態でした。
私は腰が悪く、今まで何度かギックリ腰はやりましたが、ここまで痛いのは初めてです。
何をするにも痛く、3日間位は横になっていることが多い日々でした。
「腰が痛いというのは、こんなにも大変なことなのか」と、あらためて実感しました。
実は、その前から腰の調子はあまり良くありませんでした。
少し前には、仕事の関係で5時間近く座りっぱなしという、今思えばかなり無理なことをしていました。
それも今回のギックリ腰の引き金になったのではないかと思っています。
その後、整骨院に行って治療していただき、今では一番痛かったときの痛みの20~30%程度まで、何とか回復してきました。
しかし、今回のことで「もっと早くケアしておけばよかった」と反省しています。
痛くなってからでは、対処が大変
これは、相続にもよく似ているのではないでしょうか。
相続の相談を受けていると、「相続が発生してから、家族の間で話がまとまらなくなった」、「兄弟で意見が対立して揉めている」、「不動産をどうするか決められない」など、問題が大きくなってから専門家に相談に来られる方が少なくありません。
つまり、多くの人は「相続の痛み」が発生して初めて、専門家に相談するのです。
しかし、ギックリ腰と同じように、痛みが出てから対処するよりも、痛みが出る前にケアしておく方が、はるかに楽ですし大事に至ることもありません。
相続は、親が元気なうちであれば、家族で話し合うことができます。
財産の状況を確認したり、家族の気持ちを聴きあったり、不動産の問題を整理したり、遺言書など必要な対策を考えたりすることもできます。
相続も「定期的なメンテナンス」が大切

今回の経験から、私は今後、腰の痛みがなくなったとしても、月に1回程度は整骨院で定期的にケアしてもらおうと思っています。
「痛くないから大丈夫」ではなく、「痛くならないようにケアする」という考え方です。
相続も同じだと思います。
一度対策をしたから、それで終わりではありません。
親の健康状態が変わったり、家族構成が変わったり、財産状況が変わったり、不動産を売却したりすることもあります。
また、法律や税制、社会・経済の状況が変わることもあります。
だからこそ、最初に家族の問題点を洗い出して対策を考えたうえで、状況の変化に応じて定期的に見直していくことが大切です。
「予防」という考え方を相続にも
病気やケガは、いつ起こるか分かりません。相続も同じです。
「まだ元気だから」、「まだ先のことだから」と何もしないでいるうちに、突然その時がやって来ることがあります。
そして、いざ問題が起きてからでは、家族の感情も絡み合い、解決するのが難しくなることがあります。
今回のギックリ腰で、私は身をもって「予防とメンテナンスの大切さ」を学びました。
相続も、問題が起きてから慌てて対処するのではなく、親が元気なうちに家族で一度、専門家に相談してみる。
「我が家にはどんな問題があるのか」、「今のうちに何をしておけばいいのか」を確認しておく。
そして、状況が変われば、もう一度見直す。
相続も腰も、「痛くなってから」ではなく、「痛くなる前」からのケアが大切なのだと思います。
将来、家族が困らないように、今できる予防と準備を少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
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