私たちは相続について考えるとき、自分自身や我家の相続について考えます。
そして相続と言うと殆どの場合、財産の承継のことを考えます。
財産の承継は勿論大切ですが、相続はそれ以外にも大切な意味があります。
今回は目の前の相続だけではなく、一度焦点を遠くに引いて、相続を大きな目で見てみたいと思います。
「葉っぱのフレディ」
「葉っぱのフレディ」という絵本をご存知の方もいらっしゃると思います。
春に生まれた葉っぱのフレディが、、夏には成長してよく輝き、秋には紅葉し、冬には枯れて散っていき土に還ります。
しかし、春にはまた新しい生命が誕生します。
「葉っぱのフレディ」は、この物語を通して生命の循環と大自然の摂理、生命を受け継いでいくことの大切さを教えてくれます。
私たち人間もフレディと同じように、人生の四季を巡り、やがて死んで自然に還っていきます。
私達シニアも、人生の四季でいえば秋の季節です。
やがて私にも冬が来て死んでいきます。
私は死んだ時は出来れば土葬や風葬にしてもらい、葉っぱのフレディと同じように次に続く生命の糧になりたいと思います。しかし、現代日本では土葬や風葬が認められていないのでそうもいきません。
従って、土に還る、大自然に還るという意識がなかなか持てませんが、一個の生命としては大自然に還り、生命の循環の輪の中に入りたいと思います。
肉体的には次に続く生命の糧になるという意識が殆ど持てませんが、何かしら次の世代のために生きていきたいと思います。
いのちの循環と相続
地球上では太古の昔から、いのちの循環が行われています。
生命の本質は変わり続けることだと思います。
生命は絶えず動き続け流れることによって、その力を保ち続け命を繋いでいます。
変わることは自然なことで、死もまた変わることの一つです。
相続もまた、家族や社会の流れを受け継ぎ、次の世代に繫ぐ一つの手段として存在しています。
先祖からの知恵や財産が次の世代に引き継がれることで、その人たちの歴史が途切れることなく続いていきます。
私達の人生は、人類の歴史の流れの中では一瞬に過ぎませんが、この一瞬一瞬のつながりが、やがて人類全体の歴史を形作っています。
ですから、この一瞬一瞬が未来に続く新たな生命の流れを支える大切な礎となります。
相続とは単に財産を渡すことだけではなく、自分が生きてきた証を次の世代に託し、人生のバトンを渡すことです。
人間の長い歴史の中で受け継がれてきた命、財産、知識、知恵、文化、思い、価値感なども含めて引き継ぐことで、いのちの循環の一端を担っています。
人間の一生における流れの中で相続という行為は、財産、思いなどを次の世代に引き継ぎ、これからも人類が続くための生命を循環を支えるという重要な意味があります。
未来のいのちを支える
私達は相続を通じて、次の世代がどのように成長していき幸せな人生になるかを見守る役割を持っています。
自然界においては、葉が散り、やがて土に還り、また新しい葉が芽吹くように、相続もまたこの生命の流れの中で、未来のいのちを支えるという大切な役割を担っています。
フレディが最後の時に、自らが大地に還ることで新しい命を育む一部となるように、私達もまた次の世代が生きやすい未来を作るための土壌を整えていると言えます。
相続の対策や準備を行うことは、次の世代に負担を残さず、さらに豊かで充実した人生の土台を提供することです。
相続を通して私達は、次の世代が健やかで幸せな人生を送る手助けをしたいものです。
次の世代のために財産、思い、価値観などをどのように引き継げばよいかよく分からない方、相続について何かモヤモヤしていたり、気になっていることがある方は気楽にご相談ください。
TEL : 090-5580-1050
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