先ず「現状の把握」から
私は毎月相続相談をお受けしていますが、皆さん様々なお悩みごとやお困りごとで来られます。
そして多くの方が、来られてすぐ具体的なお悩みごとを話し始められます。
私はご相談を受けるとき、その具体的な内容は一旦あとにして頂き、先ずご相談者ご一家のご家族の状況をお聴きしながら家族関係図を書き、ご相談者の周りの現状を色々聴かせて頂きます。
現状を色々な角度から広く聴かせて頂きしっかり把握することで、ここが問題になるかも知れないな、というところが大体分かってきます。
そしてその後、具体的なご相談内容についてお聴きします。
最初にしっかり現状を把握させて頂いたので、ご相談者が相談したいことは勿論、それ以外の課題がいくつか分かる場合が多くあります。
そして、相続対策をする目的を聴かせて頂きます。
そのため、ご相談者の想いや希望、相続対策をすることによって実現したい目標などが有れば聴かせて頂きます。
その次は「課題の明確化」
現状がしっかり把握できたら、次にすることは、ご相談者のご家族の相続についての課題を明確化することです。
ご相談者は、様々なお悩み・お困りごと・気になっていることをご相談されます。
それらは顕在化している課題ですが、ご本人も気付かれていない、本当に解決しておかなければいけない課題が有ることも多いです。
よくあるご相談の例として、「相続税が心配なんですが、どうすればいいんでしょうか?」と言って来られる方がいらっしゃいます。
家族関係など現状をしっかりお伺いすると、相続税についての課題は確かに有りますが、それ以外の本当に解決しておかなければいけない課題が見つかることも有ります。
例えば、ご両親が要介護状態・認知症になった時のためにどのように備えておくかといった生前対策や、財産は誰にどのように引き継ぐのか、お墓・仏壇などの祭祀財産や法事の承継は誰がするのか、などの課題です。
このように、ご相談者のご家族が幸せになって頂くために、解決しなければいけない本当の課題が明確化できれば、そのご家族の生前対策・相続対策・相続税対策は7割程度達成できたと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
相続についてのお悩みごと・お困りごと・気になっていることが有る方は、お気軽にご相談ください。
相談先 TEL : 090-5580-1050 Mail : yoshino-y0529@nifty.com