家族会議支援®︎『超習得』1DAYワークショップに参加しました
先週、Zoomで開催された「家族会議支援®︎『超習得』1DAYワークショップ」に参加しました。
3年前に家族会議支援®︎のワークショップ(一泊二日合宿)に参加したことがありますが、今回もう一度基礎から学び直したいと思い参加しました。
朝10時から夕方17時まで、ランチタイムも動画視聴を続ける濃密な一日で、しっかり学びました。
今回の講師も、相続マーケティング研究所の所長である川口宗治氏(株式会社ライブリッジ代表取締役)、通称むねお所長。
冒頭では、なぜこの「家族会議支援®︎プログラム」が誕生したのか、その背景となるむねお所長自身の失敗談を含めた貴重な話を伺いました。
同じ相続業界にいる者として、クライアントとの関わり方の難しさや、家族会議支援®︎に辿りつくまでの試行錯誤は非常に共感できる内容でした。
家族会議支援®︎の本質と必要性
続いて、家族会議支援®︎とはそもそも何なのか、その本質についての話がありました。
多くの方は、相続問題を①相続税や財産の評価額といった数字の問題、②所有権や遺産分割協議などの法律の問題と捉えています。
しかし実際には、最も大きな問題は③家族の感情やコミュニケーションの問題です。
相続は家族全員が当事者なので、揉めない相続対策・事業承継対策をするには、家族全員での話し合いが何より重要です。
ただし、家族だけで話し合おうとしてもうまくいかないことが多いのが現実です。
そこに私たち相続コンサルタントが「家族会議支援®︎」という形で入り、コミュニケーションをサポートしながら家族間での合意形成を促す。
これが家族会議支援®︎の大きな役割であり、これからの時代もAIには絶対置き換えることができない、相続コンサルタントの最強の武器になる分野だと改めて感じました。
クライアントUさんの事例

むねお所長のクライアントであるUさん(会社経営者)も登場され、本音のお話も聞かせて頂きました。
Uさんの話で印象的だったのは、「家族会議は最初から全員を集める必要はない」「親に財産を無理に開示してもらわなくても良い」という柔軟な考え方でした。
親子だけでは相続の話を切り出しにくいので、第三者である相続コンサルタントが入った方が話しやすいというのも、現場で日々感じていることです。
相続コンサルタントに期待しているのは、コーディネーターとしての役割であるというお話も納得でした。
また、事業を継がない子供への相続対策こそ、最大の事業承継対策であるという話にも大きく頷きました。
経営者は「相続について学ぶ時間をお金で買う」という意識を持っており、相続対策を外注する価値を理解している。
また、不動産や保険の仕事は相続と非常に親和性があり、不動産や保険の仕事をしてきた人は、相続コンサルタントとしても大いに活躍できるのではないかという話にも大きく共感しました。
家族会議支援®︎ロールプレイ
午後はロールプレイの時間でした。
『父のこれからの暮らしと、相続の準備についての家族会議』というシナリオで、相続コンサルタント、父親、長男、二男の役割を4人一組で交代しながら4回行いました。
相続コンサルタント役をやってみると、ロールプレイとはいえ緊張し、10分という短い時間でどこまでそれぞれの家族の気持ちを深掘りできるかが難しかったです。
また普段できない父親役や子供役を演じることで、それぞれの立場の気持ちに立つことができ、今回もとても貴重な経験となりました。
家族会議支援®︎はこれからの相続業務の柱
今回のワークショップで再認識したのは、やはり相続対策で一番重要なのは、「家族の生前の話し合い=家族会議」にあるということです。
課題を家族全員で共有し、合意形成を重ねながら進めていき、その内容を遺言書のような法的文書にしておけば、相続発生後に揉めることはほとんどありません。
そしてその話し合いを、私たち相続コンサルタントが第三者として支援することこそ、これからの相続業務の柱になると強く感じました。
これまで相続コンサルタントとして様々な家族に寄り添ってきましたが、家族会議支援®︎は改めて私にとって最強のツールです。
AIがどれだけ進化しても、家族の心に寄り添い、感情や背景を理解しながら話し合いを導くことは、人間にしかできない大切な仕事です。
今回学んだことを、これからのコンサルティングの現場にしっかり活かしていきたいと思います。
※家族会議支援®︎は株式会社ライブリッジの登録商標です。
ご相談先
TEL : 090-5580-1050
Mail : yoshino-y0529@nifty.com
お問い合わせ : 所沢相続サポートセンター – 相続の悩みを解決して、笑顔の相続を実現する相続コンサルタント (tokorozawa-souzoku.biz)