相続については何となくは分かっているけど、改めて聞かれると「何だろう?」と思いませんか?

そこで今日は、「相続とは何か?」ということについて書いてみます。

相続って?

相続とは簡単に言うと、人が亡くなった場合(亡くなった人を被相続人と言います。)、被相続人の財産を引き継ぐことを言いますね。

難しく言うと、被相続人が死亡した場合に、その被相続人の権利・義務を包括的に相続人に承継させる制度と定義されています。

相続によって、被相続人の財産や法律上の地位が全て相続人に引き継がれるので、プラスの財産(資産)だけでなく、マイナスの財産(借金や保証人の地位)も引き継がれます。

このように書くと、相続はお金や不動産などの財産のことだけと思ってしまいますが、そうではありません。

相続で大切なことは?

相続の主役は人間です。

人にはそれぞれの生き方があります。

財産を守って、残し、継がせるために生きる人。
財産を活かし、収入を使って楽しく生きる人。
財産はないけれど、一生懸命自分の人生を生きる人。

こうした生き方や思いを伝え、受け継いでいくことが相続の本質と言えます。

出来れば日頃から会話をしながら親子で思いを伝えあったり、エンディングノートや遺言の付言事項に、自分思いを是非書いておいて頂きたいと思います。

相続する人の考え

幸せな相続にするためには、被相続人の考えだけでなく、相続する人の考え・心構えも大切です。

財産を相続するのは当然の権利だと考えている相続人の間では、しばしば相続についてのいさかいや争いが起きます。

相続財産は自分が働いて得た財産ではありません。

親が働いて一生懸命遺してくれた財産を「ありがとう」と言って感謝の気持ちで受け取る相続人達ですと、相続人同士お互いに譲る気持ちも生まれ争いも少なくなります。

まとめ

親の思いや生き方を知り、親の生き方の良いところは自分の生き方に活かしていく。

自分が現在、生を受けていることや、命を繋いでくれた親や先祖に感謝しながら生きていく。

それが本当の相続ではないかと思います。

この記事を書いた人

吉野喜博

吉野喜博

1951年5月、広島県広島市生れ。現住所は埼玉県所沢市。
国立呉工業高等専門学校建築学科を卒業して、建築の企画・設計・監理業務に約30年従事する。
30年前位から不動産の仕事(ビル・マンション企画開発・販売、土地の仕入れ、仲介業務等)も併行して行う。
2008年から相続の勉強に本格的に取り組む。
2016年から所沢市にて、市民の方を対象に相続勉強会と相続相談会を開催している。
各所で、相続セミナーの講師および相続相談会の相談員を担当。

趣味:
所沢の米で日本酒を作る会の監事、日本酒を嗜むこと、カラオケ、韓国語の勉強。

保有資格:
NPO法人 相続アドバイザー協議会認定 上級アドバイザー、
一般社団法人 相続診断協会認定 上級相続診断士、 公認 不動産コンサルティングマスター、
相続対策専門士、 一級建築士、 宅地建物取引士、 ファイナンシャルプランナー