相続コンサルタントの役割としては、「問題の明確化」や「「問題を解決するための戦略とロードマップ作り」、「ご家族の合意形成のサポート」、「問題を解決するまでの実行支援」などがあります。
これらの役割を果たすうえで不可欠なのが、「コーディネーター」としての役割です。

相続コンサルタントは、最初から問題解決まで全体をコーディネートする

相続発生前の相続対策や、相続発生後の相続手続きを進める際、多くの専門家が関わります。
税理士、司法書士、行政書士、弁護士、土地家屋調査士、不動産鑑定士、不動産業者、保険業者、金融機関など、それぞれの専門家が異なる視点から相続をサポートします。
しかし、相続を円滑に進めるためには、これらの専門家の力を適切にコーディネートする役割が不可欠です。
そこで重要になるのが「相続コンサルタント」です。

相続コンサルタントの役割

相続コンサルタントは、相続の全体像を把握し、依頼者にとって最適なプランを考えながら、各専門家と連携をとる役割を果たします。具体的には、

・依頼者の状況や希望を丁寧にヒアリング
・相続に強く、依頼者と相性の良い専門家を選定
・必要な専門家を適切に選定した上で、依頼者および各専門家間の連携を図る
・相続対策や相続手続きを専門家と協力しながら進め、専門家同士を繫いでリーダーシップを持って調整する
・依頼者のご家族の想いや考えを聴き、それをご家族の皆さんが共有することで、ご家族の合意形成をサポート
・相続手続きが円滑に進むよう全体の進行を管理
・トラブルを未然に防ぎ、スムーズな相続をサポート

このように、相続コンサルタントは、相続に関わる専門家たちを繫ぐ「架け橋」としての役割と、ご家族が想いを共有し合意形成をして頂くための「架け橋」としての役割を果たします。

なぜコーディネーターが必要なのか

相続は法律、税務、不動産、金融など、多岐にわたる分野の知識が求められます。
そのため、単独の専門家ではカバーしきれない部分が出て来ることも少なくありません。例えば、

・遺言書の作成は弁護士や行政書士が担当できますが、法律、税金、不動産、介護、感情など、相続全体のバランスを考えた内容でなければ、後々のトラブルにつながることがあります。

・相続税の節税対策は税理士が得意ですが、不動産の評価や売却が関わる場合には、不動産鑑定士や宅地建物取引士、土地家屋調査士の知見も必要になります。

このような場合に、相続コンサルタントは全体を見渡しながら、適切な専門家を組み合わせることで、スムーズで最適な相続の実現が可能になります。

まとめ

相続は一生に何度も経験することのない大きな出来事です。
だからこそ、家族間の話し合いや、専門家同士の連携をスムーズに行い、依頼者にとって最善の相続を実現することが求められます。
その中心的な役割を果たすのが「相続コンサルタント」だと言えます。

相続に関する不安や疑問のあるかたは、ぜひ信頼できる相続コンサルタントにご相談ください。
適切なコーディネートによって、円満な相続を実現するお手伝いをします。

ご相談先

TEL : 090-5580-1050
Mail : yoshino-y0529@nifty.com

お問い合わせ : 所沢相続サポートセンター – 相続の悩みを解決して、笑顔の相続を実現する相続コンサルタント (tokorozawa-souzoku.biz)

この記事を書いた人

吉野喜博

吉野喜博

1951年5月、広島県広島市生れ。現住所は埼玉県所沢市。
国立呉工業高等専門学校建築学科を卒業して、建築の企画・設計・監理業務に約30年従事する。
30年前位から不動産の仕事(ビル・マンション企画開発・販売、土地の仕入れ、仲介業務等)も併行して行う。
2008年から相続の勉強に本格的に取り組む。
2016年から所沢市にて、市民の方を対象に相続勉強会と相続相談会を開催している。
2022年4月に所沢相続サポートセンターを設立。
各所で、相続セミナーの講師および相続相談会の相談員を担当。

趣味:
所沢の米で日本酒を作る会の監事、日本酒を嗜むこと、カラオケ、韓国語の勉強。

保有資格:
NPO法人 相続アドバイザー協議会認定 上級アドバイザー、
一般社団法人 相続診断協会認定 上級相続診断士、 公認 不動産コンサルティングマスター、
相続対策専門士、 一級建築士、 宅地建物取引士、 ファイナンシャルプランナー