この正月休み、かみさんと小学生の孫と一緒に、国立科学博物館で開催されている「大絶滅展」を観に行きました。
関心が高い展示会のようで、会場には多くの人が訪れており満員で観るのも大変な状況でした。
孫が展示を興味深く観ている様子を見ながら、私もいろいろな事を考えさせられました。
生物の進化の展示会というだけではなく、「人類とは何か」「私たちはどこへ向かうのか」も問いかけられているように感じたのです。
大量絶滅は、生命の終わりではなかった

生命が誕生してから約40億年。地球の歴史の中では、幾度も生命の存続を脅かす危機が訪れてきました。
それらの多くは、地球外から飛来した小天体の衝突や、巨大火山の噴火など、自然の大きな力によるものでした。
しかし時には、生命活動そのものが引き金となり、環境を激変させたこともあったといいます。
今回の展示会は、その中でも規模が大きかった5回の「大量絶滅」を、化石や岩石に残された証拠から紐解いて、生物の生存をかけた進化の歴史を辿っています。
「大量絶滅」とは通常の絶滅とは異なって、短期間に75%以上もの分類群が絶滅したとされる現象ですが、そのうち最も大きな5回の絶滅現象がビッグファイブと言われています。
そのような大量絶滅を何度も繰り返しながら、それでも生命は、その都度したたかに生き延びてきました。
絶滅したグループに代わり、新たなグループが台頭し、結果として生命はより多様に進化してきたようです。
そう考えると、大量絶滅は単なる終わりではなく、生命の繁栄を促す転換点だったと言えるのかも知れません。
人類が生み出した、これまでにない脅威
では、現在はどうでしょうか?
地球上の「王様」のように振る舞っている人類も、決して例外ではありません。
人類もいつか絶滅する運命にあるのかも知れません。
世界終末時計は、2025年現在で「89秒前」。
その理由は、核兵器が使用される危険性が高まっていること、地球温暖化による異常事象が最近特に顕著なこと、そしてAIの軍事利用や制御不能への懸念です。
注目すべきは、これら全て「人間自身が作り出した脅威」だという点です。
過去の大量絶滅とは異なり、今回は人類自ら引き金を引こうとしていることです。
人類は、地球にとって必然だったのか
なぜ宇宙は、これほど危険な存在を地球に誕生させたのか?
人類という一つの生物が、地球上の多くの生物を絶滅に追い込むかも知れないという現実を前にすると、人類誕生の必然性とは何なのかを考えざるをえません。
いずれにしても、人類は地球上の一生物に過ぎません。
自分たちが自然の一部であるという自覚と謙虚さを失ったとき、人類の滅亡と新たな大量絶滅は、決して遠い未来の話ではありません。
今、本当に求められているのは、科学技術の進歩以上に、「自覚」と「謙虚さ」なのだと、大絶滅展を観て強く思いました。
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