11月上旬の二日間、富山市で行われた株式会社ライブリッジ主催の「家族会議支援®︎完全マスター合宿」に参加しました。

講師は私の相続ビジネスの師匠であり、ライブリッジ代表で相続マーケティング研究所の所長でもある、むねお所長こと川口宗治氏です。

親の想いが子供に伝わっていないことが相続争いの最大の原因ではないでしょうか。

また、親の想いが一方通行で、子供達の期待や考えとかけ離れていても揉めることが有ります。

親が生きている間に家族で話し合うことは、円満な相続を実現する上で一番大切な事だと思っていたので、家族会議(家族の話し合い)を支援する合宿は、何を差し置いても参加したいと思いました。

※家族会議支援®︎は株式会社ライブリッジの登録商標です。
家族会議支援®︎完全マスター合宿を開催しました。 – 株式会社ライブリッジ (libridge.biz)

合宿にて

合宿の内容は、

初日は午前中、家族会議支援で押さえておかなければいけない基本を学びました。

午後はむねお所長本人のクライアントが来られて、相続コンサルタントがいたから家族会議が開催できた事や、クライアントが相続コンサルタントに何を望んでいるのか、本音を聞かせて頂きました。。

その後、むねお所長自身が行っている、医療法人経営者の相続・事業承継の家族会議支援について、家族会議支援の現場のちょっとヒリヒリするような場面の事も含めて話をして頂きました。

その夜は参加者全員で楽しく懇親会を行いました。

二日目の午前中は、相続コンサルタントとして何度も家族会議支援の現場を経験されている勝裕さんから、初めて家族会議支援を行った時のお話しと、遺言書作成支援を行った時の付言のお話しなどを聞かせて頂きました。

午後は参加者全員で、家族それぞれの役割を次々と変えて、家族会議支援のロールプレーイングを行いました。

その後、合宿の総まとめが有って二日間の合宿は無事終了しました。

合宿で気付いたこと

家族会議を支援するためには、相続コンサルタントが家族に受け入れられる事が重要だという事。
依頼者以外の家族から敵と思われては家族会議を支援することは出来ません。

依頼者からの信頼を得ることは勿論ですが、依頼者以外の家族の方に、相続コンサルタントの立ち位置や役割なども含めて丁寧に説明して進めて行くという事の重要性でした。

また、むねお所長のクライアントから、家族に家族会議をする体制ができていない時は、無理に家族に話をしない方が良い。魚が暖かい水から急に冷たい水に入れられるとビックリするように、ある程度温度感が合った時に話をした方が良いというお話しがあり、成るほどそうかなと思いました。

家族会議は、家族全員が我家の相続の現状について認識し、問題点を共有し、家族それぞれの思いや考えを共有し、相続問題を解決するための同意や合意形成を目指す場です。

しかし、もし家族会議で同意や合意や何らかの結論が出ないとしても、家族間でお互い考えている事や、家族の未来について思いを共有できるだけでも、家族会議は価値が有ると言う事です。

家族会議の司会進行役および相続の専門家として、家族会議の着地点はある程度想定しながらも、私達がその方向に導いたり決めたりする立場ではなく、家族全員がそれぞれ思いを述べてもらい、その思いに寄り添って話が纏まって行けば良いし、もし、違う意見が有ってどうしても纏まらなければ、それはそれで仕方が無い。
でも、違う意見が有るという事は共有できるという事でした。

むねお所長が言われていましたが、「家族みんなの現状認識に齟齬が生じないようにすること」が我々の一番の役割だと言う事ですね。

勝裕さんのお話しでは、初めて家族会議支援に臨んだ時の緊張感が伝わって来ました。
最初に相続コンサルタントの立場をしっかり説明した方が良いとの事でしたが、その通りだと思いました。

勝裕さんが公正証書遺言の作成を支援された時に、依頼者の付言の下書きをしてサポートをされた話の所では、私も付言の内容を聞いて泣きそうになりました。
依頼者の家族への想いが詰まった内容で、依頼者の心の襞まで入って親身になって寄り添ったからこそ、想いを伝える付言になったんだなと感じました。

付言は、付言を書くことによって、自分は家族にこういう感情を持っていたんだという事が整理できるとの事でした。

私も遺言書を書いたとき付言も書きましたが、確かに普段はなかなか恥ずかしくて家族に対して言えませんが、こういう気持ちを持っているんだなと再確認した事を思い出しました。

家族会議は家族みんなが想いを伝え共有する場ですが、付言も想いを伝える重要な手段です。
付言やエンディングノートも出来たら生前に家族に見せて、想いが伝えられたら最高だなと思いました。

家族会議支援のロープレでは、司会進行を勤める相続コンサルタントの役割が学べました。

また、司会進行役だけでなく、母親・長男・二男・三男など家族のいろいろな立場の人達の役割も経験することにより、家族一人一人の気持ちになれ、立場によってどういう気持ちを持っているかが疑似体験できました。
それによって、どういう風に会議を進めて行ったら良いかという気付きを得ることができました。

今回、合宿に参加して私としては得るものが大変多かったし、参加することができて本当に良かったです。

むねお所長を始め、秘書のkahoさん、むねお所長のクライアントさん、勝裕さん、参加者の皆さん、ありがとうございました!




この記事を書いた人

吉野喜博

吉野喜博

1951年5月、広島県広島市生れ。現住所は埼玉県所沢市。
国立呉工業高等専門学校建築学科を卒業して、建築の企画・設計・監理業務に約30年従事する。
30年前位から不動産の仕事(ビル・マンション企画開発・販売、土地の仕入れ、仲介業務等)も併行して行う。
2008年から相続の勉強に本格的に取り組む。
2016年から所沢市にて、市民の方を対象に相続勉強会と相続相談会を開催している。
各所で、相続セミナーの講師および相続相談会の相談員を担当。

趣味:
所沢の米で日本酒を作る会の監事、日本酒を嗜むこと、カラオケ、韓国語の勉強。

保有資格:
NPO法人 相続アドバイザー協議会認定 上級アドバイザー、
一般社団法人 相続診断協会認定 上級相続診断士、 公認 不動産コンサルティングマスター、
相続対策専門士、 一級建築士、 宅地建物取引士、 ファイナンシャルプランナー